旧NTTレゾナント株式会社のプレスリリース情報です。
2023年7月1日をもって株式会社NTTドコモとNTTレゾナント株式会社は合併しました。


「プライベートgoo」の販売開始について

平成11年7月29日

(お知らせ)

株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー情報流通

「プライベートgoo」の販売開始について

 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー情報流通 (*1) (以下 NTT-X、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:池田 茂)では、企業内情報流通(B Xing B)(*2)を実現するサービスの一環として、平成11年7月30日(金)より、検索エンジンの企業内利用を可能とする検索ソフトウェア「プライベートgoo」の販売を開始します。
1.概要
 「プライベートgoo」とは、イントラネット・エクストラネット向けの検索ソフトウェアで、ポータルサイト「goo」(*3)の検索技術とノウハウを活かしたパッケージ商品です。
 プライベートgooを導入すると、企業のイントラネットで共有している電子文書等を、ブラウザから超高速かつ高精度に検索できます。また、インターネットに公開している企業等のホームページに検索機能を追加できるメリットもあります。
●プライベートgooの特長
■新開発の情報収集用ロボットエンジン搭載
 情報収集用ロボットが、イントラネット上の電子データを検索対象として自動的にデータベース化するのに加えて、スケジューリング機能により、データベースを常に最新のものに更新しておけます。
■超高速・高精度日本語検索エンジン搭載
 日本語の解析には、gooと同じくInfoBee (*4)を使用しており、高速な最新ロボットと高性能検索エンジンを組み合わせています。
■ユーザーの使い易いGUI搭載
 システム管理者向けには、やさしいGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)(*5)を用意しているため、インストールから情報更新のためのロボット操作まで、システム運用ツールも充実しています。
■多彩な検索オプション搭載
 標準機能として検索できるドキュメントは、html、PDF、MS Wordファイルですが、オプション機能により、MS Excel、MS Power Pointファイルも検索可能となります。
 AND、OR検索といった論理検索も用意し、検索結果は検索語に対する適合度によりランキング表示されるため、探しているデータを的確に見つけ出せます。
■イントラネット上のさまざまな文書ファイルに対応
 社内文書(html、MS Word、PDF形式ファイル等)のwebブラウザからの検索や、企業・学校等のホームページへの検索機能の追加が可能となります。
2.販売価格
 ユーザ標準販売価格は、Solaris(*6)版が350万円、Windows NT版が100万円(10,000ページ)ですが、平成11年9月10日(金)までは、キャンペーン価格として、Solaris版を262万5000円、NT版を75万円で販売します(通常価格の75%)。
プライベートgooの販売は、直販および代理店(NTT-IT他)販売を予定しています。
3.導入事例
 プライベートgooのファーストユーザとして、ベータ版にて、郵政研究所(所在地:東京都港区)様(URL=http://www.iptp.go.jp)にご利用いただいています。
 郵政研究所様では、一般向けに公開しているホームページに検索機能を追加されたことで、調査・研究報告書を探しやすく提供しています。
4.「プライベートgoo」製品紹介ページURL:http://private.goo.ne.jp
*1. 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー情報流通(通称NTT-X):
 設立:平成11年1月(営業開始:平成11年4月1日)、資本金:115億円。
 社員数:200名。マルチメディア分野における本格的な事業展開を行うため、設立されました。平均年齢29歳というNTTグループ内でも際立って若い会社です。
2. B Xing B:
 企業内および企業と企業、業界横断的な”Xing”(情報流通)サービス。
 NTT-Xの提供サービスは、「B Xing B」のほか、「B Xing C」(企業と消費者との”Xing”)、「Xing platform」(情報流通プラットフォームの提供)の3つに分類されます。
*3. goo:
 日本最大規模のウェッブのデータベースに加えて、ニュース・書籍情報など専門データベースの一括検索も可能な検索サービスと、ニュースからエンターテイメントまでの最新情報、手軽で便利なWebメール、ショッピングモール、日経gooなどを提供するポータルサイトです。7月下旬現在のアクセス数は約1000万 PV/日で、国内No.1のロボット型検索エンジンとなっています。
*4. InfoBee:
 NTTヒューマンインタフェース研究所が開発した、日本語書き言葉・話し言葉・英文が混在する多様なテキストを、高速で単語に分割する技術です。
*5. GUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース):
 コンピュータとその使用者とのコミュニケーションを容易にするため、コンピュータの機能を画面上に分かりやすく絵(アイコン)や文字で表わし、マウスを操作するだけで利用できるようにしたもの。
*6. Solaris:SUN社のUNIX用OS