旧NTTレゾナント株式会社のプレスリリース情報です。
2023年7月1日をもって株式会社NTTドコモとNTTレゾナント株式会社は合併しました。


NTT東日本県域会社グループの新事業拡大に向けた NTT-Xとの協業について ~「goo地域」の販売・運営において、NTT東日本県域会社グループ・NTT-Xが新たなフォーメーションを共同で展開~

平成15年9月1日

報道発表資料

東日本電信電話株式会社
株式会社NTT-X

NTT東日本県域会社グループの新事業拡大に向けた
NTT-Xとの協業について
~「goo地域」の販売・運営において、NTT東日本県域会社グループ・
NTT-Xが新たなフォーメーションを共同で展開~

 東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三浦 惺 以下、NTT東日本)のグループ会社である、エヌ・ティ・ティサ-ビス会社各社、エヌ・ティ・ティエムイー県域会社各社、エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ県域会社各社(以下、NTT東日本県域会社グループ)では、東日本17都道県において、NTT東日本のグループ会社でありインターネットポータルサイト「goo」(*1)を提供する株式会社エヌ・ティ・ティエックス(*2、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中嶋 孝夫 以下、NTT-X)と共同で「goo」の地域版サイト「goo地域」(*3http://machi.goo.ne.jp/)を運営・展開する新たなフォーメーションを構築することで合意しました。
 具体的な取り組みとして、NTT-Xのインターネットポータルサイト「goo」の運営で培ったビジネスノウハウとNTT東日本県域会社グループの地域密着力を活かす新たなフォーメーションを構築することできめ細かな地域情報を「goo地域」の各エリアページに発信し、エリア向けインターネット広告を販売するとともに、店舗向け・団体向けASPサービスを該当エリアに販売提供していきます。
 まず先行導入エリアとして、平成15年9月上旬より、神奈川県、埼玉県、長野県の3エリアにおいて、株式会社エヌ・ティ・ティサ-ビス神奈川、株式会社エヌ・ティ・ティサ-ビス埼玉、株式会社エヌ・ティ・ティサ-ビス長野の3社が「goo神奈川」「goo埼玉」「goo長野」の共同運営をNTT-Xと始めます。また、他のエリアでも準備が整い次第、順次共同運営を開始します。

1. 協業の背景

(1) 昨今のインターネットおよびブロードバンドの急激な普及により、家庭からのインターネットアクセスが増大する中、「地域のお店情報・グルメ・レジャー・イベント」といった”多種多様なデータや情報を検索する機能・サービス”へのニーズが高まりを見せています(※1)。
※1株式会社 博報堂「10~60代のブロードバンド生活者 約1万人の実態調査」(平成14年10月発表)
(2) NTT東日本の構造改革により設立されたNTT東日本県域会社グループは、「通信事業で培ったビジネスノウハウ」と「地域密着力」を活かして、さまざまな新事業に取り組んでいるところであります。中でも、「中小企業のIT化促進」及び「地域の情報化」は、大きなテーマの一つとして取り組んでいるところです。地域の企業等のインターネット活用支援を推進する本件においてNTT-Xと共同で販売・運営するフォーメーションを組むことで、中小企業のIT化と地域からの情報発信を促進していくことを狙いとしています。
 また、NTT-Xは「goo地域」において、きめ細かな地域情報を中心とした地域から発信される各種情報を拡充するとともに、ユーザのサービスニーズを満たすことにより、ポータルサイト「goo」のサービスレベルを高めることがこの度の取り組みにより実現可能であると判断し、本フォーメーションに参画するものです。

2. 取り組みの概要

(1) 「goo地域」のサイト共同運営
 「goo地域」では、地域毎にトップページを用意しており、それぞれの地域トップページを「goo+地域名」(例えば東京であれば「goo 東京」)とすることで、利用ユーザおよび店舗情報提供者の双方が、「goo地域」を通してコミュニケーションを図れる仕組みを提供しています。今回のフォーメーションにより、NTT東日本県域会社グループとNTT-Xの両者にてこの各地域ページの企画・編集および運営を行います。
(2) 地域広告の販売
 「goo地域」には、各エリアにセグメントした効率的な地域限定インターネット広告(例えば「goo東京」であれば東京エリア限定の広告)を掲載することができます。この地域向けのインターネット広告をNTT東日本県域会社グループにて販売します。
(3) 「goo地域」ASPサービスの販売
 「goo地域」では、地域の個店舗や、商工会議所・商店街といった各種団体などにおけるインターネットを活用した情報発信を支援するサービスを有料で提供しており、このサービスをNTT東日本県域会社グループにて販売します。
〔「goo地域」商品の一例〕〕
 ・店舗キット (初期費用:10,000円、年間利用料:60,000円)
   個店舗の情報をインターネットに掲載できるサービス。独自に編集可能。
 ・店舗掲載サービス (初期費用:10,000円、年間利用料:24,000円)
   既存のホームページを「goo地域」に掲載するサービス
 ・商店街キット (初期費用:500,000円、年間利用料:1,000,000円)
   商店街や商工会議所などのホームページを作成し、掲載するサービス
    ※料金は注文内容により異なります。

3. 各社の役割

【NTT東日本県域会社グループ】
 地域密着性と通信事業で培ったノウハウを活かし、地域コンテンツの収集、サイトの企画・編集・運営、エリアにおけるASPサービスの販売及び付加サービスの提供を行います。
【NTT-X】
 これまでのポータルサイト「goo」の運営によるノウハウを活かし、NTT東日本県域会社グループと共にフォーメーションの企画・立案に加え、販売の現場およびサイト運営業務を支援します。

4. 今後の展開

 この度のフォーメーションで、平成17年度末までに東日本17都道県全体で約25,000店舗の登録を目指します。また、今回のフォーメーションをはじめとして、NTT東日本県域会社グループでは、地域に密着した事業展開をより一層強化し、地域の情報化及び中小企業のIT化の促進を目指します。
以上
《本件に関する問合せ先》
東日本電信電話株式会社
経営企画部新事業企画室
E-mail:isp-send@east.ntt.co.jp
NTT-X 広報室
E-mail:pr@nttx.co.jp
《 補足 》
(*1)【 goo 】http://www.goo.ne.jp/
 株式会社NTT-Xが運営する『goo』は、1か月あたり約2,000万人のユーザ(※)からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルサイトです。サービスの中核である「検索エンジン」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報の多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。その他、「コンテンツ」「パーソナルツール」「コミュニティ(約325万会員)」等の幅広いサービスを提供しています。また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。
※日本リサーチセンターのWWW視聴率調査レポート(JAR Report vol.53:調査期間 2003/1/27~2003/2/23)による視聴率52.6%(NAR:4週間に1度以上の訪問者の比率)をもとに,日本におけるパソコンでのインターネット利用ユーザを約3,800万人として算出
(*2)【 NTT-X 】http://www.nttx.co.jp/
 1999年4月、NTTの研究所およびマルチメディア推進本部のスタッフ201名(平均年齢29.5歳)によってスタートしたインターネットサービス会社。検索ポータル「goo」(http://www.goo.ne.jp/)や、国内最大の本格的eラーニングサービス「E-cube」(http://e-cube.ne.jp/)、日本のITカルチャを牽引するWebマガジン「HOTWIRED JAPAN」 (http://www.hotwired.co.jp/) 、国内ベスト10に入る売上高を誇るオンラインPCストア「NTT-X Store」(http://store.nttx.co.jp/) 等、数々のネットビジネスを自ら”市場の先陣”として営みつつ、リーディングカンパニーとして培った技術・ノウハウ・経験をもとに、多くの企業・団体にITコンサルティングやソリューションサービスを提供しています。
(*3)【 goo地域 】http://machi.goo.ne.jp/
1. 「goo地域」のサイトサービス
 「北海道、福島、群馬、東京、神奈川、埼玉、千葉、長野、大阪、福岡」の都道府県単位のエリアと「東北、関東・甲信越、東海・北陸、関西、中国・四国、九州」の地域のエリアの、全国を網羅する合計16エリアで情報提供しています。(平成15年9月1日現在)
(1) 地域に密着した様々な生活情報を提供
 「goo地域」では「店舗情報」を中心に、「goo」の各種サービスと連動を図り「グルメ・旅行・不動産・レジャー」などの情報に加え、天気情報、イベント情報などの生活に役立つ充実した地域情報を提供しています。
(2) 地域毎の「goo」トップページを用意
 それぞれの地域のトップページを「goo+地域名」(例えば東京であれば「goo 東京」)とすることで、ご利用ユーザの皆さま、店舗情報提供者の双方が、地域版「goo」を通してコミュニケーションを図れる仕組みを提供します。
2. 「goo地域」の店舗向けサービス
 「goo地域」は、店舗のオーナーがインターネットを通して情報発信を行う活動を支援するサービスとして、簡易なEC機能などを提供し、実際の集客や売り上げに直結する”ビジネスツール”としての役割を果たしています。また、店舗にサーバ等の機器を一切設置することなくサービスを利用できるASP形式にて有料でサービスを提供します。
 また、情報提供者は、1か月あたり約2,000万人を超えるユーザからのアクセスを有するポータルサイト「goo」に店舗情報を掲載できるため、掲載情報の露出増大が期待できます。
(1)「店舗キット」
[概要]
 「goo地域」にお店のホームページを作成し、登録・掲載するASPサービスです。簡易なEC機能、予約受付機能などの実際の集客や売り上げに繋がる充実した機能を実装し、インターネットを利用した新たな”ビジネスツール”として提供します。さらに、デザインカスタマイズやフリースペースの提供といったオリジナル感を出すホームページ作成機能も新たに提供します。
[主な機能]
 メールオーダ機能、「gooショッピング」掲載機能、メールマガジン発行機能、ページカスタマイズ機能、Fax更新機能、クーポン券発行機能、掲示板機能
[料金]
 初期登録料10,000円、利用料60,000円/年
(2)「店舗掲載サービス」
[概要]
 すでにお持ちのホームページを「goo地域」に登録・掲載するサービスです。「店舗キット」と同様にお店のページが「goo地域」で検索されるため、店舗情報の露出メリットが高くなります。
[料金]
 初期登録料10,000円、利用料24,000円/年
(3)「商店街キット」
[概要]
 商店街・商工会議所など、団体でインターネットを利用したビジネス展開を検討される場合などに便利な団体・個店舗の双方を効果的にPRできるASPサービスです。
[主な機能]
(a) 商店街ページの登録・掲載
 商店街等の団体向けホームページを作成・登録・掲載できます。同時にメンテナンスツールも提供しますので、インターネットにアクセスするだけで手軽の情報更新が可能で、オリジナル色の強いサイトの構築が可能です。
(b) 商店街配下の個店舗ページも同時に紹介
 商店街のページと共に配下の個店舗を最大で500店舗まで登録可能です。また、メンテナンスツールで情報更新もお手軽にできます。
(c) 「goo地域」の詳細エリアを構築可能
 この度、新たに「商店街キット」ご契約者のエリア名(下記例参照)を「goo地域」の詳細エリアとして表示するサービスを始めます。これにより「goo地域」内に商店街の地名などを表示させることができ、商店街や地域のPR効果を高めることができます。
【例】埼玉
県の「川越商工会議所」が「商店街キット」を申し込んだ場合
 「goo 埼玉」の「川越エリア」が詳細エリアで設置されます
 その他、商店街内の店舗検索、ニュース・イベント情報掲載、商店街クーポン券発行、メールマガジン発行、掲示板、回覧版(商店街内掲示板)、リンク集作成、Web版商店街マップ作成(初期登録料に含む)、商店街用チラシ作成(費用別途)、メールマガジン掲載(費用別途)など豊富な機能を提供します。
[料金]
 初期登録料500,000円、利用料1,000,000円/年