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『goo 通帳&明細』で個人投資家向け確定申告支援サービスを提供開始 ~複数証券会社での譲渡損益を通算した優遇税制対応の申告書類をワンタッチで作成~

平成16年2月16日

報道発表資料

株式会社NTT-X

『goo 通帳&明細』で個人投資家向け
確定申告支援サービスを提供開始
~複数証券会社での譲渡損益を通算した優遇税制対応の申告書類をワンタッチで作成~

 インターネットポータルサイト「goo」(*1)を提供する株式会社NTT-X(*2、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中嶋 孝夫)は、金融サービスやECなど複数のオンラインサービスのID・パスワードを一つのIDに集約し、各情報を「goo」で一元的に表示するアカウントアグリケーションサービス「goo通帳&明細」において、本日より、複数の証券会社にて開設した特定口座の株式取引情報を自動集約し、各口座の譲渡損益の通算および確定申告の申告書類を自動的に作成する『確定申告用損益通算機能』を提供します。
 なお、本サービスのご利用は無料です。

1. 背景

(1) 常時接続型ブロードバンド回線の普及により、インターネットを利用した証券取引への利用ニーズが高まっていますが、平成15年税制改正(*3)における証券特定口座制度導入および税制優遇措置の実施により、複数の証券会社を利用する個人投資家にとっては、証券口座間の株式譲渡損益の通算によって納税額を抑えられるケースも少なくありません。
 特に昨春以降の株式価格の高騰により、優遇税制による減税額を圧縮できる投資家も多く、今年の確定申告には注目が集まっていますが、証券特定口座制度導入および優遇税制導入後初の確定申告となることから、複数の証券会社を利用する個人投資家からは、より手軽に書類不備のない確定申告を行うことができる仕組みが求められていました。
(2) NTT-Xでは、これらニーズに対応するため、「goo通帳&明細」に集約した各証券特定口座の株式譲渡損益をワンタッチで通算し、本日より受付開始された確定申告に必要となる株式等に関わる添付書類を容易に自動作成する機能を提供し、ユーザの利便性向上を図ります。

2. 『確定申告用損益通算機能』の概要

 本サービスは、「goo通帳&明細」に登録済みの複数の証券特定口座情報を集約し、証券会社の株式譲渡損益を通算後、確定申告に必要となる添付書類をワンタッチで自動作成できる機能で、本書類を印刷することで確定申告の際の添付書類として利用できます。
 これにより、ユーザの確定申告にかかる作業を大幅に削減すると共に、多岐に渡る情報を自動的に通算・書類作成することで、資料作成時のミスを防止できます。
 また、利用方法に関するガイド機能も提供することで、新たな制度下でとまどいがちなユーザにも安心して利用いただけるよう工夫しています。
 なお作成される添付書類は以下の3点です。
(1) 「特定口座年間取引報告書合計表」
(2) 「株式等の譲渡所得等にかかる金額の計算明細書」
(3) 「所得税の確定申告書付表(上場株式等に係る譲渡損失の繰越用)」

3. 利用方法

 本サービスの利用方法および確定申告書類作成までの流れは以下のとおりです。
(1) 「goo通帳&明細」にログイン(要会員登録:無料)し、設定ページの各証券特定口座における取得情報項目の中から「年間譲渡損益」の項目を選択
(2) 「確定申告用損益通算」をクリックし、各証券会社サイトから「年間譲渡損益」に関する情報を取得
(3) 各証券特定口座の年間譲渡損益情報が自動的に「特定口座年間取引報告書合計表」へ転記され、必要に応じ証券会社送付の年間取引報告書から必要項目を転記の上、「合計表の計算」をクリック
(4) 合計表に投入されたデータをもとに、優遇税制の適用ができるか否か目安となるメッセージを表示
(5) 表示された確定申告の添付書類内容を印刷

4. 本サービスにて書類作成可能な証券会社

・日興コーディアル証券株式会社
・日興ビーンズ証券株式会社
・DLJディレクトSFG証券
・オリックス証券
・マネックス証券
・松井証券
・大和證券  (順次拡大予定)

5. 「goo通帳&明細」について

(1) 平成14年12月より提供中の「goo通帳&明細」は、株式会社ぷららネットワークス(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:板東 浩二)が提供しているアカウントアグリケーションシステム「Agurippa(アグリッパ)」を活用し、銀行や保険会社などの各種金融機関や公共料金明細の確認など、オンラインサービスを複数ご利用のユーザが、これまでサービス毎に必要だったID・パスワードを「gooパスポート」(*4)にアグリケート(集中)させることで管理の手間を省き、各オンラインサービスから取得した情報を一元的に表示させて閲覧できるサービスです。
 これによりサービス毎の比較分析が可能となり、クレジットカードの利用状況や銀行の残高照会などを一目で確認でき、簡単に家計の情報を管理できるツールとしても活用できます。
(2) また、平成15年10月からは家計簿ソフトとの連動を図り、集約されたデータをワンタッチで取り込む機能を備えるエー・アイ・ソフト株式会社(以下エー・アイ・ソフト、本社:長野県松本市、代表取締役:北沢 昇)の家計簿ソフト「うっかりママの家計簿8」に対応し、銀行、クレジットカード、公共料金などの明細情報の一括取込による家計全般の支出管理を実現することで、「家計診断機能」をはじめとするファイナンシャル・サービスを自宅で受けられるようになり、ユーザ利便性が更に向上しました。

6. 今後の予定

 NTT-Xでは、「goo通帳&明細」の機能強化と対応サイトの拡大を通じ、「goo」のより一層の利便性向上を図ります。
以上
《本件に関する問合せ先》
NTT-X 広報室
E-mail:pr@nttx.co.jp
《 補足 》
(*1)【 goo 】http://www.goo.ne.jp/
 株式会社NTT-Xが運営する『goo』は、1か月あたり約1,000万人のユーザ※からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。サービスの中核である「検