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gooリサーチ結果(No.13) 「栄養ドリンク剤についてのインターネット・アンケート」調査結果 ―コンビニが若年層の潜在需要を喚起―

平成12年4月27日

(お知らせ)

株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー情報流通
株式会社三菱総合研究所

gooリサーチ結果(No.13)
「栄養ドリンク剤についてのインターネット・アンケート」調査結果
―コンビニが若年層の潜在需要を喚起―

 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー情報流通(東京都千代田区大手町2-2-2、代表取締役社長 池田茂)と、株式会社三菱総合研究所(東京都千代田区大手町2-3-6、取締役社長 谷野 剛)は、昨年10月4日から10月24日まで、2社が共同で運営するインターネット・アンケート・サイト「gooリサーチ」の一般参加型調査として「栄養ドリンク剤等についてのアンケート」を実施しました。有効回答総数は8,808名でした。
要旨
■昨春、栄養ドリンク剤が「医薬部外品」の指定となり、スーパー、コンビニ、キオスクでも販売されるようになった。本調査は、ドリンク剤をめぐるその後の消費者動向を把握するために実施したもの。調査結果は、流通チャネルの拡大(特に「コンビニエンスストア」)が、若年世代など新たな消費者層を呼び込んでいることを示している。こうした市場構造の変化に対してメーカー各社の対応が注目されるが、対応如何ではドリンク剤のシェア分布が塗り替わる可能性もある。
アンケート概要

(1)全体的傾向
・今回の調査の回答者は、男性53.1%、女性46.9%(図-13参照)、年齢では25~29歳が最も多く24.2%、次いで30~34歳の22.2%、20~24歳の17.9%、35~39歳の16.7%と20、30代が大半を占める(図-14参照)。職業構成では、給与所得者合計で53.7%を占め、大学・大学院生13.9%、主婦(専業+兼業)17.3%等が目立つ。

・消費の増減傾向を見てみると(図-10参照)、「1年以上前は飲んでいなかった」から「多少増えた」までの「増加」を裏付ける回答が3割弱見られる。
・流通チャネル別の分布を見ると(図-7参照)、従来型の「薬局・薬店」が32.3%、「ドラッグストア」が45.1%と依然として大きな比重を占める一方、新たに登場した「コンビニ」が「薬局・薬店」を若干上回る33.4%に達していることが注目される。
・現在主に「スーパー」、「コンビニ」、「キオスク」で購入している人に、「以前にはどのチャネルを利用していたか」を聞いたところ(図-8)、「ドラッグストア」44.5%、「薬局・薬店」38.2%となり、コンビニなどの新しい流通チャネルへ購入者がシフトしていることを示している。さらに同じ質問で、「それ以前はドリンク剤をあまり飲んでいなかった」という回答も21.3%いる(同:図-8)ことから、コンビニなどでの販売が新しい消費者層を呼び込んでいることも明らかになった。
(2)流通チャネルとユーザーとの関係(クロス集計による分析)
・「ドリンク剤を主に購入する流通チャネル」と消費者の年齢との関係については、総じて20代までの若年層で「コンビニ」の比重が最も高い(図-17参照)。
・さらに、「過去1年間でのドリンク剤消費量の変化」と「主に購入する購買チャネル」との関係で(図-18参照)、「1年以上前は飲んでいなかった」、「かなり増えた」、「多少増えた」を選んだ回答者で最も高い比重を占める流通チャネルが「コンビニ」である。