旧NTTレゾナント株式会社のプレスリリース情報です。
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gooリサーチ結果(No.11)

平成12年2月3日

株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー情報流通
株式会社三菱総合研究所

gooリサーチ結果(No.11)
「旅行・観光についてのインターネット・アンケート」調査結果

 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー情報流通(東京都千代田区大手町2-2-2、代表取締役社長 池田茂)と、株式会社三菱総合研究所(東京都千代田区大手町2-3-6、取締役社長 高橋貞巳)は、平成11年8 月5 日から8 月23 日まで、2社が共同で運営するインターネット・アンケート・サイト「gooリサーチ」の一般参加型調査として「旅行・観光についてのアンケート」を実施しました。回答者数は6,336 名でした。
要旨
■今回のアンケート調査は、お盆の時期にも関わらず、幅広い階層の方から、6,000 以上の回答が寄せられた。また、女性の割り合いが49 %に達し、その2/5 が主婦であった。このことは、旅行に対する関心の高さともに、インターネットが、国民生活に定着してきていることを示していると言える。
アンケート概要
■都市の魅力が人を惹きつける
 最近注目の都市について聞いた「行きたいと思うか」という設問に対して、ニューヨークとラスベガスが高い支持を集めたことは、集客において、都市の魅力が非常に大きいことを示している。それも、特定の名所・旧跡、巨大アトラクションと言うのではなく、歴史、文化、景観、テーマ性といった都市のエリアとしての魅力が重要視されているものと分析される。
 日本、特に、地方都市では、集客というと相変わらず、名所・旧跡と目玉施設(ハコモノ)に依存する傾向が強いが、上記の結果は、今後の開発や行政のあり方に示唆を与えるものである。
■世相を反映して活動型よりも「癒」に人気が集中
 昨年の流行語の一つに「癒し」がある。今回のアンケートでもそれを反映する結果が現れている。「最も興味を惹かれる計画」では、リゾートホテル、テニス、ゴルフと言った活動型のプランよりも「東北の秘湯巡り」「北海道の幸食べ放題」という休息型のプランが高い人気を集めた。興味深いのは、そうした休息型の旅が、高齢者よりも、20 ~30 代の若い世代に支持されている点である。これは、この年代層が、企業内で、厳しい競争に直面しており、旅に癒しを求めているのではないかと推察される。
■インターネットの可能性
 今回のアンケートがインターネットによるものであったことを考慮しても、「旅行のための情報収集」で、3/4 の人が、インターネットを利用していることは、今後、旅行計画の情報収集においては、ネットの利用が主役となることを示している。
 さらに、高速かつ低価格なネットの利用環境が実現すると、インターネットが、情報の収集だけでなく、旅行計画におけるエージェントの役割や、サイバー空間での新しいサービスなど旅行産業の姿を大きく変えていくものと思われる。
★なお、本調査結果の詳細は下記にてご覧いただけます。
URL:http://research.goo.ne.jp/database/data//000006/index.html