gooリサーチ結果(No.19)「オンライン証券投資」に関する調査

平成12年8月29日

(お知らせ)

株式会社エヌ・ティ・ティ エックス
株式会社三菱総合研究所

gooリサーチ結果(No.19)「オンライン証券投資」に関する調査
-利用者の拡大続くが、セキュリティに対する信頼感が課題-

 株式会社エヌ・ティ・ティ エックス(東京都千代田区大手町1-6-1、代表取締役社長 池田 茂)と、株式会社三菱総合研究所(東京都千代田区大手町2-3-6、取締役社長 谷野 剛)は、平成12年5月10日から5月23日まで、2社が共同で運営するインターネット・アンケート・サイト「gooリサーチ」の一般参加型調査として「オンライン証券投資に関するアンケート」を実施しました。有効回答者数は7,919名でした。
■調査方法:gooリサーチ・ホームページ上(http://research.goo.ne.jp/)での公開型インターネット・アンケート
■実施期間:平成12年5月10日 ~ 平成12年5月23日
■有効回収票数:7,919票

調査の趣旨

 本調査の狙いは、昨今、利用者が急増し、注目を集めているインターネット経由での証券取引(本調査の中では「オンライン証券投資」で総称する)について、利用実態の一面を定量的に捉えようとしたものである。先ず、実際のオンライン証券取引利用者の割合を把握した上で、利用者が感じているメリットやデメリットを明らかにしようとした。加えて興味を持っていても利用していない人にとって、ボトルネックがどのような点にあるのかを明らかにすることで、今後、更に普及するための必要条件が何であるか、併せて把握しようとした。

調査結果

 全回答者のうち、実際にオンライン証券取引の経験者は11.8%に上った。
 オンライン取引利用者が感じるメリットの1位は「店頭に行かずに取引が出来る利便性」であり、他方、取引に伴う不安としては「個人情報の漏洩」、「ネット犯罪の被害」が同率1位で最も多かった。
 興味はあるがまだ取引をしていない人が取り引きしない理由としては「運用資金不足」が1位であるが、「セキュリティ等の不安」がこれに次ぐ2位であった。
 以上の結果から、オンライン証券取引の定着及び一層の利用者増加のためには、投資家の個人情報保護を初めとする各証券会社の顧客情報に対するセキュリティについて、信頼感醸成が鍵になると考えられる。

調査結果概略

(回答者全体の属性)
・回答者の構成は、性別では男性54.1%、女性45.9%、年齢では20代36%、30代が41%で大勢を占める。また既婚者が全体の約56.0%を占めた。
(オンライン投資経験のある人の回答の特徴)
・回答者のうち、実際に「オンライン取引をしている」人は11.8%で、「したことはないが興味が大いにある」人が26.1%であった。
・実際に取り引きしている人に、証券会社を選ぶ基準を「最も重要なもの」から「5番目に重要なもの」まで5つ以内で選んでもらった結果では、「手数料の安さ」が「最も重要」な項目の43.2%、「2番目に重要」な項目でも26.0%を占め、これが最大の要因であることを示した。それ以外では、「セキュリティ体制の充実」が「最も重要」で12.2%、「5番目に重要」でも9.3%と常に高い位置を占め、情報セキュリティ面での信頼感が大きな意味を持つことも併せて示している。
・証券取引の経験について、「現在『オンライン取引』と『通常取引』の両方を利用している人」が39.8%、「元々『通常取引』をしていたが今は『オンライン取引』に専念している人」が25.9%であったのに対して、「『オンライン取引』で初めて証券取引を始めた人」が32.9%と3分の1に達し、オンライン証券取引が投資家層の拡大に貢献していることを示した。
・オンライン取引を始める「きっかけ」としては、「新聞・雑誌の記事」が34.5%で最も多く、最近のオンライン取引に関する報道がオンライン投資家を増やす大きな原動力となっている。
・投資内容は、「株式」35.2%、「ミニ株」19.7%で、株式関係が半数以上を占める。それ以外では「MMF」14.2%、「投資信託」15.8%、「外貨建MMF」9.3%などが主なものである。
・過去1年間の累計投資額は、「300万円以下」の合計が75%を越えており、「1,000万円以上」は5.9%に過ぎなかった。このことから、オンライン取引の多くが小口取引主体であることがわかる。
・オンライン取引を利用する理由については、「店頭に行かずに取引ができ便利」が42.2%で第1位、「手数料などが安くて有利」が28.2%を占め第2位、「営業マンを介しないので思う通り取引ができる」が20.1%で第3位を占め、これらの3項目が他に比べて高い比重を占めた。
・「顧客サービス」として利用者が求めるものは、「株価情報・株価チャート」が1位で34.1%、「株式市場・金融関係ニュース」が2位で20.5%、「企業情報」が3位で18.9%、「アナリスト・エコノミスト情報」が4位で16.6%等が主なもので、株価関係の情報に対するニーズが高い。
・「オンライン投資に対する不安」は、「注文・個人情報の漏洩」と「ネットワーク犯罪の被害」がともに17.8%を占めて第1位、「混雑して注文したい時にできない」(3位、16.9%)、「正しく注文が処理されているか」(4位、15.2%)などが上位を占めた。ネットワークに特有の個人情報、取引情報のセキュリティ問題に対する不安が強い。
(オンライン取引経験はないが興味がある人の特徴)
・オンライン投資経験のない人の中で「過去にしたことはあるが今はしていない」、「まだしたことはないが興味は大いにある」、「まだしたことはないが多少興味がある」を選んだ人合計5,077人の「利用意向」については、9.9%の人が「利用を具体的に検討している」を選んでおり、「機会があれば利用したい」が25.4%、「目処はないが利用したいと思っている」が21.6%となったことから、オンライン証券投資は今後も利用者数の増加が続くものと予想される。
・オンライン投資経験のない人の「利用していない理由」は、「運用資金が不足」が26.6%で1位であるが、2位は「セキュリティ等の不安がある」(17.9%)、3位が「どの商品が自分に合っているか不明」(14.8%)、4位が「どの会社が取引先として適当
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