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gooリサーチ結果(No.36)子供とインターネットに関する調査 ~ 子供のパソコン利用率は8割、電子メール利用は4割。保護者は、
子供向けサイトの検索機能に有害サイトを排除する機能を期待 ~

平成14年1月11日

(報道発表資料)

株式会社NTTエックス

株式会社三菱総合研究所

gooリサーチ結果(No.36)
子供とインターネットに関する調査
~子供のパソコン利用率は8割、電子メール利用は4割。
保護者は、子供向けサイトの検索機能に有害サイトを排除する機能を期待~

 国内最大のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1) を共同で提供するNTT-X(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:池田 茂)と株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:谷野 剛、以下 三菱総研)は、国内ネット人口の半数以上が利用するポータルサイト「goo」(*2) において、子供の、パソコンや電子メールの利用実態や、子供向けサイトの課題などに関するアンケート「子供とインターネットに関する調査」を実施いたしました。有効回答者数1,104名でした。

<調査概要>

1. 調査期間:平成13年10月24日(水)~10月29日(月)
2. 回答者数:1,104名
3. 調査方法:「gooリサーチ」モニター(*3) のうち、3歳以上の幼児・小学生・中学生のいずれかの子供を持つ保護者を対象にしたインターネット・アンケート
[今回のアンケート回答者の属性]
(1)年齢では30代が53%を占め最も多く、次いで40代(39%)となっており、アンケート主題に適した層が回答している。
(2)男女比は、男性50.5%、女性49.5%と、男女ほぼ半々の割合で構成されている。
(3)回答者の子供の学年齢については、未就学児が20.5%と最も多く、それ以外の学年齢はそれぞれ約10%で、大きな偏りはない。

調査結果について

 政府が進めているe-Japan重点計画は、「学校のIT教育体制強化」を目標に掲げており、平成13年度には全ての公立学校がインターネット接続されることを目標に環境整備が進んでいる。文部科学省の指針でも、2005年を目標に、全ての学級のあらゆる授業において、教員・生徒がコンピュータを活用できる環境を整備するとしている。
 インターネットを利用する保護者を対象とした今回の調査では、すでに子供の8割以上がパソコンを利用し、4割近くが電子メールを使っている実態が明らかになった。また、98%の子供が「マウスによるパソコン操作」を、約半数の子供が「キーボードによるローマ字入力」を自力で行っているという回答が得られた。これは、回答した保護者がインターネット・ユーザであることの影響も想定されるが、子供の、パソコンと電子メールの利用率は、すでに非常に高くなっている結果となった。
 また、NTT-Xが運営する子供向けポータルサイト「キッズgoo」(*4)で提供している「検索フィルタリング機能」(*5) の必要性について尋ねたところ、保護者の9割以上が「必要」と回答しており、保護者が、子供にインターネットを利用させる際に、有害サイトの排除を強く望んでいることが明らかになった。
 また、子供向けのコミュニティサービスについて、7割以上の保護者は、登録時に簡単に参加できる仕組みよりも、参加者の本人性の確認を求めており、子供が子供だけのコミュニティに安全に参加できることを要望している。また、子供が住所や電話番号といった個人情報を誤って書き込むことを防止する機能(83.4%)や、わいせつ語などの有害単語や個人情報に関係する言葉などを受け付けない機能(77.5%)に対する要望が高く、これらの機能を備えていない子供向けコミュニティサービスに対する保護者の警戒心が非常に高いことが明らかになった。
 子供向けサイトの収益源の1つとなるバナー広告に関しては、好ましくない広告の例として、「ローン・キャッシング」(92.8%)「金融商品(保険など)」(84.5%)が上位にあげられた。明らかにユーザ対象と異なる分野の商業的な広告が敬遠されたかっこうとなった。
以上
《 補足 》
(*1)【 gooリサーチ 】http://research.goo.ne.jp/
 ポータルサイト「goo」を運営するNTT-XのWEBマーケティングノウハウと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いeリサーチ・サービスです。現在、モニター数14万人(平成14年1月現在)。消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、調査目的に合わせてお選びいただける様々なリサーチ・ソリューションを提供しています。
(*2)【 goo 】http://www.goo.ne.jp/
 1,600万人を超えるユニークユーザー(注)を有する国産最大のポータルサイト。120万件(国内最多)のWebサイトをナビゲートする世界初の「ハイブリッド型検索エンジン」を核に、辞典や路線検索などの「便利ツール」、豊富な「コンテンツ」、約250万会員を有する「コミュニティ」、「ショッピング」モール、「リサーチ」サービス等をラインナップに揃えています。また、環境専門の「環境goo」、地域情報の「まちgoo」、こども向けの「キッズgoo」、ビジネス情報の「日経goo」等、専門サイトも次々にスタートさせており、平成13年10月5日に、ブロードバンドユーザ専用の「gooゲームforフレッツ」を、同11月20日に「gooブロードバンド」をスタートさせました。
(*3) 【 gooリサーチ・モニター】
 「gooリサーチ・モニター」とは、「gooリサーチ」のアンケートモニターです。現在、登録モニター数14万人。登録されているモニターの属性数は、約40以上で、出現頻度の低い対象者向け調査にも幅広く対応可能です。「gooリサーチ」では、携帯電話を利用してアンケートに回答する「gooリサーチ・モバイル」モニター(2.7万人)から、支出決定権限を有するビジネスマンを中心として、企業向けアンケートに回答する「gooリサーチ・ビジネス」モニター(5,500人)を擁し、様々な市場調査ニーズに対応しております。(モニターの人数はいずれも平成14年1月現在)
(*4) 【 キッズgoo】
 2001年7月に、NTT-Xが開設した子供向けのポータルサイト。子ども向けサイトとしては国内随一の検索力とコンテンツ量を誇り、「未知の世界へのナビゲーター」というサービスコンセプトのもと、子ども達の知的好奇心を充足する各種サービスを展開しています。このサイトを起点にしてインターネットを回遊すれば、フィルタリング機能とふりがな付与機能を働かせることができるため、特別なソフトウェアを導入することなく子どもに安全かつ親切なインターネット環境を提供できる点も特長の1つです。また、子どもの遊び心をくすぐりながらもためになるコンテンツは、現在14社の協力のもと、18コンテンツを提供しています。
(*5)【検索フィルタリング機能】
 子供にとって適切ではないWebページの表示を制限する機能。WWWの世界には、暴力的な表現や性的な表現もあるため、子供たちがそれらへ接触する機会を最小限にするための仕組みが求められています。「キッズgoo」では、そのための仕組みとして『三重のフィルタリング機能』を搭載しています。具体的には、キーワード検索時に、「有害URL」リストに該当するURLをチェックし、「有害語リスト」に登録されている単語を「サイト概要文」に有するWebサイトを検索結果から削除します。そして更に、検索結果リストから、当該Webページへジャンプした際には、表示直前にそのページの全情報をチェックし、有害コンテンツを含む場合には表示をストップさせます。