旧NTTレゾナント株式会社のプレスリリース情報です。
2023年7月1日をもって株式会社NTTドコモとNTTレゾナント株式会社は合併しました。


2003年「goo」検索キーワード年間ランキングの発表について ~"世相を映す鏡"である「検索キーワード」から振り返る今年1年~

平成15年12月13日

お知らせ

株式会社NTT-X

2003年「goo」検索キーワード年間ランキングの発表について
~”世相を映す鏡”である「検索キーワード」から振り返る今年1年~
URL:http://special.goo.ne.jp/ranking/2003/word100.html

 インターネットポータルサイト「goo」(*1)を提供する株式会社NTT-X(*2、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中嶋 孝夫)は、今年「goo」で検索されたキーワードの検索回数に基づくランキングgoo「2003 年間検索ワードランキング」を「goo」上で発表します。
 「goo」の検索サービスは、本年12月1日に、日本語特有の表記のゆれや誤りを吸収し、どの表記で入力しても同義となる複数のキーワードを同時検索した場合と同様な検索結果となるよう自動補正を行うと共に、関連する検索キーワードの表示も行うなど大幅な利便性の向上を図り、まさに最高の日本語Web検索サービスを実現、提供しています。
 本ランキングは、検索サービスとして高い評価を得ている「goo」の検索サービスにてユーザが検索したキーワードを年間集計しランキングとして発表するもので、いち早く世相が反映されたデータと言えます。

1. 年間総合ランキングについて

 総合ランキング上位は、インターネットのメジャーサイトのほか、「壁紙」「地図」「ゲーム」など、オンラインサービスを表す定番のワードのランクが高い結果となりました。ランキングに企業名が並ぶのは、企業等の公式ホームページがすぐにわかる「ぴったりgoo」を利用するユーザが多いことが理由として想定されます。

2. ジャンル別ランキングについて

・人名(女性)
 グラビア系タレントが上位を占めるランキングとなりました。「モーニング娘。」の人気は根強いところですが、元祖金融系CM美女「小野真弓」の台頭も著しいところで、CMの露出頻度とランキングの相関関係も垣間見えます。週刊誌等で話題になったNHK契約キャスター「古瀬絵理」は、その情報が少なかったことも検索が集中した一因と考えられます。
・人名(男性)
 「SMAP」は不動の勢いですが、ダンスユニット「w-inds.」が急上昇中で、来年の動向が注目されます。いわゆる”イケメン系”アーティストが多い中で、異色バンド「氣志團」が健闘したのも今年の特徴でした。ドラマなどで火がついた「成宮寛貴」「玉木宏」「山口祐一郎」は今後の注目株といえそうです。
・エンタメ
 もはや定番の「ポケットモンスター」は定期的に新作が発表されるため、通年で高い人気を保っており、「機動戦士ガンダムSEED」も新作ながら堂々の2位を獲得しました。映画界の話題をさらった「マトリックス」は惜しくもランキング圏外でしたが、映画公開までの間の情報規制の影響か、検索が集中しました。
・デジタル
 「壁紙」「着メロ」など、デジタルグッズをオリジナルの仕様で使いたいというニーズが高い一方で、「オンラインゲーム」に関するワードの検索回数の伸びは今一歩でした。特徴的なのは、ブロードバンド接続環境の普及に伴いファイル交換に関するワードのランクが上昇しており、ファイル共有ソフト「Winny」や「WinMX」にて、「DivX」で圧縮した動画や「mp3」形式の音楽データを交換し合う、といった生活シーンが想定されます。
・エリア
 「東京ディズニーランド」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の2大テーマパークに関する検索回数が多くを占めました。不況から脱しつつあるとはいえ、やはり手軽に楽しめ満足度の高いエリアが人気を集めると共に、SARSの影響からか、国内情報を求める検索が多数ありました。新スポット「六本木ヒルズ」、懸案の「北朝鮮」、超接近した「火星」といった時事の話題となるキーワードにも注目が集まりました。
・企業・官公庁
 『武蔵』『こころ』など話題の番組を提供しつづけた「NHK」が堂々のトップでした。名を連ねるのはメディア、旅行、メーカーなど業態は様々ですが、インターネット活用に成功している企業が名を連ねているのが特徴といえそうです。

3. 今年注目のワードについて

 一時的に検索回数が上昇するワードのランクの動きには、今年の世論、流行の移り変わりがそのまま表れています。特に、今年注目のランク急上昇ワードの検索回数の動きから、一年間の世相の移り変わりを見ると、今年は「北朝鮮」「インフルエンザ」「SARS」という、世相の不安を反映するようなワードから幕をあけました。続いて5月頃から、今年の話題として記憶に新しい「六本木ヒルズ」「ヌーブラ」「冬のソナタ」等が急上昇しました。
 さらに、球団の快進撃にあわせて「阪神タイガース」が5月後半から急上昇したが、優勝が決定した9月をピークに年間を通して高い検索回数のまま推移を続けたことは、暗い話題の多かった2003年の中で数少ない明るい話題といえます。2003年も中盤にさしかかった7月から急上昇したのが「踊る 大捜査線」と「トリビアの泉」で、さらに8月に急上昇している「女子十二学坊」等、エンターテイメント業界から生まれたワードが高い検索回数を記録しています。
 政治に関連した話題も大きく日本を騒がせ、「道路公団」の解任劇も記憶に新しいですが、11月9日に投票が行われた衆議院議員総選挙で話題となった「マニュフェスト」と共に、今年の後半に高い検索回数を記録しています。

4. 「人メディア型コミュニケーション」によるランキング発表について

 尚、今回のランキング発表にあたり、「goo」上での掲出に加え、検索機能強化を踏まえたプロモーションの一環として、「”検索→最強→goo”」をキャッチフレーズに、『人メディア型コミュニケーション』によるユニークなランキング発表も行います。
 『人メディア型コミュニケーション』とは、街を歩く人自体を”情報伝達の手段=メディア”として利用するもので、ランキング上位の今年注目の検索ワードについて、1着に1ワードずつプリントされたトレーナーを着用した1,000人が実際に街を歩くことで、「検索ワード」ランキングを発表するという試みです。本日、渋谷駅を中心に2003年の世相を反映した検索ワードを身にまとった『人メディア』が出現します。
以上
《本件に関する問合せ先》
NTT-X 広報室
E-mail:pr@nttx.co.jp
《 補足 》
(*1)【 goo 】http://www.goo.ne.jp/
 株式会社NTT-Xが運営する『goo』は、1か月あたり約1,000万人のユーザ※からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。サービスの中核である「検索サービス」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報などの多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。また、併せて「コンテンツ」「パーソナル便利ツール」「コミュニティサービス(約370万会員)」等の幅広いサービスも提供しています。また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。
※2003年8月のNielsen//NetRatings「NetView AMS JP」における家庭からの視聴率23.9%、職場からの視聴率32.65%というデータをもとに、家庭、または職場からのインターネットユーザーを約4096万人(NetRatings Japan「インターネット基礎調査」より)としてgooのユニークユーザー数を算出。
(*2)【 NTT-X 】http://www.nttx.co.jp/
 1999年4月、NTTの研究所およびマルチメディア推進本部のスタッフ201名(平均年齢29.5歳)によってスタートしたインターネットサービス会社。検索ポータル「goo」(http://www.goo.ne.jp/)や、国内最大の本格的eラーニングサービス「E-cube」(http://e-cube.ne.jp/)、日本のITカルチャを牽引するWebマガジン「HOTWIRED JAPAN」 (http://www.hotwired.co.jp/) 、国内ベスト10に入る売上高を誇るオンラインPCストア「NTT-X Store」(http://store.nttx.co.jp/) 等、数々のネットビジネスを自ら”市場の先陣”として営みつつ、リーディングカンパニーとして培った技術・ノウハウ・経験をもとに、多くの企業・団体にITコンサルティングやソリューションサービスを提供しています。