旧NTTレゾナント株式会社のプレスリリース情報です。
2023年7月1日をもって株式会社NTTドコモとNTTレゾナント株式会社は合併しました。


「goo」ウェブ検索サービスにおける日本語自然文検索機能の提供開始について

平成17年10月4日

お知らせ

NTTレゾナント株式会社

「goo」ウェブ検索サービスにおける
日本語自然文検索機能の提供開始について

 NTTレゾナント株式会社 (*1、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:資宗 克行)は、本日、インターネットポータルサイト「goo」(*2)のウェブ検索サービスにおいて、自然な日本語で入力された文章から検索が可能な日本語自然文による検索機能を提供開始します。
 これにより、キーワードの羅列ではなく質問文をそのまま入力できることから、初心者の方でも気軽に検索サービスを使いこなせるようになります。
 なお、日本語自然文検索機能を提供するのは国内ポータルサイトで初となります。

1. 背景

(1) NTTレゾナントでは、「goo」上に開設した実験サイト「gooラボ」(http://labs.goo.ne.jp/) において、平成16年2月から平成17年5月にかけて、日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和田紀夫)と共同で、 NTT研究所が開発した高度テキスト解析技術を適用した日本語自然文検索サービス「Web Answers」の商用環境での検証を行いました。
(2) 高度テキスト解析技術は、質問文のタイプや言葉の意味を即座に理解する「質問文タイプ分類技術」や、人名や社名、日付などの固有表現を構成する単語の並び方を予め学習し、コンパクトな形式で記憶しておくことでそれらを文中から高速に抽出する「高速固有表現抽出技術」により構成され、これら高度な日本語処理技術のウェブ検索サービスへの適用について検討を重ねてきました。
(3) 一方、ユーザアンケート等において、特に初心者を中心に「検索する際に何を入力すればよいか分からない」といった声も聞かれ、適切なキーワードが思いつかない場合でも手軽に検索できる仕組みが求められていました。
(4) NTTレゾナントでは、これをふまえ日本語自然文検索サービスの実験結果をもとに検索精度向上などの改良を重ね、適切なキーワードを入力しなくても自然な日本語による質問文を入力するだけで検索できる、国内ポータルサイト初の日本語自然文検索機能を提供するものです。

2. サービスの概要

 「goo」のウェブ検索サービスにおいて、検索窓右側の「文章で検索する」をチェックし、検索窓に検索したい内容をキーワードではなく話し言葉の形式で入力し、検索ボタンをクリックするだけで該当する検索結果が表示されます。
 入力された文章は自動的に解析され、適切と思われる検索キーワードを生成し検索を実行しています。これにより、適切な検索キーワードが思い浮かばない場合や、検索結果が0件の場合でも、日本語自然文検索機能を利用することで適切な検索結果を得られる可能性を高めることができます。
<検索の例>
「サラリーマンのお小遣いは平均いくらですか?」
・日本語自然文検索機能で質問文を検索した場合:検索結果10,800件
・通常のウェブ検索で質問文を検索した場合:0件

3. 今後の展開

 NTTレゾナントでは、本サービスの利用動向を分析し改良を重ねることでより多くの方に満足いただけるよう検索精度の向上を図ります。また「goo」の各コーナーにおける検索機能としても随時導入を拡大していきます。
以上
【本件に関するお問合せ先】
NTTレゾナント ポータル事業本部
E-mail:pr@nttr.co.jp
《 補足 》
(*1)【 NTTレゾナント 】http://www.nttr.co.jp/
 NTTレゾナントは、平成16年4月1日、インターネットポータルサイト『goo』や、独自のEラーニングサービスを提供するNTT-Xと、ブロードバンドコンテンツ提供サービス「BROBA」や、映像会議サービス等のパッケージサービスを提供するNTT-BBの事業を統合し、営業を開始しました。
 NTTグループのブロードバンド事業のアプリケーションサービスとして、国内最高レベルの検索機能を有する『goo』を、ブロードバンド時代をリードするポータルサイトとして強化・発展させるとともに、操作性に優れた高品質な双方向映像コミュニケーションサービスを先導的に開発・提供するなど、インターネットユーザの幅広いニーズに応える利便性の高いサービスを実現します。
(*2)【 goo 】http://www.goo.ne.jp/
 NTTレゾナントが運営する『goo』は、1か月あたり約2,820万ブラウザ※からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。サービスの中核である「検索サービス」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報などの多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。また、併せて「コンテンツ」「パーソナル便利ツール」「コミュニティサービス(約580万会員)」等の幅広いサービスも提供しています。また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。
※2005年7月の弊社ログシステムより、『goo』へのアクセスデータから、当該期間中にアクセスされたユニークブラウザ数をカウントし算出。