「goo」で、スクロール地図による歩行経路案内および渋滞予測付き自動車経路案内の実証実験を開始 ~国内初の歩行者道案内に加え検索キーワード入力時のサジェスト機能も実装~
平成18年3月23日
報道発表資料
NTTレゾナント株式会社
「goo」で、スクロール地図による歩行経路案内および
渋滞予測付き自動車経路案内の実証実験を開始
~国内初の歩行者道案内に加え検索キーワード入力時の
サジェスト機能も実装~
URL:http://map.labs.goo.ne.jp/
NTTレゾナント株式会社(*1、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:資宗 克行)は、インターネットポータルサイト「goo」(*2)上に開設している実験サイト「gooラボ」(http://labs.goo.ne.jp/)において、本日から平成19年3月末までの期間、マウスのドラッグアンドドロップでスムーズにスクロールする地図上で歩行経路を検索できる「歩行者ナビゲーション機能」と、自動車経路と共に渋滞予測も検索できる「自動車ナビゲーション機能」の実証実験を実施します。また、地図検索の際に検索窓に入力する地名等のキーワードについて、最初の数文字を入力するだけで候補のキーワードを表示する「キーワードサジェスト機能」の実証実験も開始します。
本実証実験で提供する「歩行者ナビゲーション機能」は、横断歩道、歩道橋などの歩行者専用経路も含め検索可能で国内ポータルサイトで初の試みとなります。また、「自動車ナビゲーション機能」についてもスクロール地図上で渋滞予測も含め経路検索できるという点で国内初の試みで、地図検索時の「キーワードサジェスト機能」も国内ポータルサイトでは初の試みとなります。
1.背景
地図サービスをはじめとしたローカルエリアサービスは、生活に密着したインターネットサービスとして今最も注目されている分野の一つです。「goo」で提供中の地図サービス「goo地図」においても、月間約180万ブラウザ(※)からの利用があり、「goo」で提供中の各サービスの中で最も人気の高いサービスの一つであるなどユーザからの高い支持を得ています。
また、「goo」では「エリア情報検索実験」において、衛星写真を使用した地図の表示、「gooタウンページ」や「gooグルメ&料理」の飲食店検索サービスとの連動など、さらに利便性の高い地図検索サービスの実現を目指した実験を実施しており、ユーザが求める地域(エリア)情報をすばやく且つ手軽に入手できる利便性の高い地図サービスを提供してきました。
今回の実証実験は、ローカルサーチサービスの機能拡充の一環として、「歩行者ナビゲーション機能」「自動車ナビゲーション機能」「キーワードサジェスト機能」を新たに追加し、ユーザの目的に沿った情報をより手軽に入手できる地図サービスの実現を目指します。
※2006年2月の弊社ログシステムより、『goo』へのアクセスデータから、当該期間中にアクセスされたユニークブラウザ数をカウントし算出。
2.実証実験の概要
昨年の4月から実験提供しているスクロール地図を活用した「エリア情報検索実験」に、出発地点から目的地点までの歩行経路を検索する機能、同じく自動車通行経路の検索機能、経路検索時に入力するキーワードのサジェスト機能を追加します。これまで「goo」では、地図サービス「goo地図」において静止画の地図上で自動車通行経路検索を提供してきましたが、この度実証実験として自動車の通行経路検索をスクロール地図上で提供すると共に、検索キーワードの入力支援機能の追加により利便性が向上します。
また、新たに歩行者向けの経路検索サービスが加わることで利用対象ユーザが大幅に広がります。
(1) 歩行者ナビゲーション機能
任意に指定した出発地点から目的地点までの歩行者向け道案内機能です。特に東京23区・政令指定都市の主要部については、横断歩道、歩道橋、階段、エレベーター、地下道などの歩行者専用経路を含む詳細な経路を表示することが可能です。
また、「距離優先」「時間優先」「楽な道優先」「地下道・屋根のある道優先」などの条件設定も可能で、希望に応じ様々な経路を検索できます。
なお、本機能における経路情報は株式会社ゼンリンのデータを使用し、日本全国において、ご利用いただけます。
(2) 自動車ナビゲーション機能
任意に指定した出発地点から到着地点までの自動車通行経路を案内する機能です。静止画の地図上での自動車ルートガイド機能は既に「goo地図」にて提供中ですが、本実証実験においてはスクロールする地図に対応し、従来の自動車ナビゲーション機能に比べ更に見やすくなっています。また、案内した経路について過去の渋滞発生実績に基づく渋滞予測情報も表示します。
(3) キーワードサジェスト機能
地図を検索する際に検索窓に入力するキーワードについて、最初の数文字を入力するだけで住所、駅名、郵便番号、施設名など、予測される候補を表示します。キーワードを最後までキーボード入力する必要がなく、表示される候補から選択するだけで、ワンクリックで検索を実行できます。これにより地名等正確に覚えていないような場合でも検索することが可能です。
なお、駅名、郵便番号、施設名でのキーワードサジェスト機能は「goo地図」においても提供を開始します。
なお、駅名、郵便番号、施設名でのキーワードサジェスト機能は「goo地図」においても提供を開始します。
<利用方法>
「gooラボ」の「エリア情報検索実験」コーナーにアクセスしていただくことでご利用いただけます。
「gooラボ」の「エリア情報検索実験」コーナーにアクセスしていただくことでご利用いただけます。
<利用条件>
Webブラウザ:Internet Explorer 6.0以降(Windows OSのみ)
Mozilla FireFox 1.04以降
Netscape 7.1以降
Opera 8.0以降
Safari 1.2以降(Macintosh OSのみ)
※Java Scriptが利用可能であること
回線:1.5Mbps以上を推奨
Webブラウザ:Internet Explorer 6.0以降(Windows OSのみ)
Mozilla FireFox 1.04以降
Netscape 7.1以降
Opera 8.0以降
Safari 1.2以降(Macintosh OSのみ)
※Java Scriptが利用可能であること
回線:1.5Mbps以上を推奨
3.今後の予定
NTTレゾナントでは本実証実験期間中に、新機能の追加や「goo」の他のサービスとの連携など、地域情報検索の利便性向上を図ります。また、本実証実験の成果と利用動向を分析すると共に、利用者からのご意見を踏まえ、商用化を積極的に検討していきます。
以上
《 補足 》
(*1)【 NTTレゾナント 】http://www.nttr.co.jp/
NTTレゾナントは、平成16年4月1日、インターネットポータルサイト「goo」や、独自のEラーニングサービスを提供するNTT-Xと、ブロードバンドコンテンツ提供サービス「BROBA」や、映像会議サービス等のパッケージサービスを提供するNTT-BBの事業を統合し、営業を開始しました。
NTTグループのブロードバンド事業のアプリケーションサービスとして、国内最高レベルの検索機能を有する「goo」を、ブロードバンド時代をリードするポータルサイトとして強化・発展させるとともに、操作性に優れた高品質な双方向映像コミュニケーションサービスを先導的に開発・提供するなど、インターネットユーザの幅広いニーズに応える利便性の高いサービスを実現します。
(*2)【 goo 】http://www.goo.ne.jp/
NTTレゾナントが運営する『goo』は、1か月あたり約3,020万ブラウザ※からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。サービスの中核である「検索サービス」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報などの多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。また、併せて「コンテンツ」「パーソナル便利ツール」「コミュニティサービス(約 612万会員)」等の幅広いサービスも提供しています。また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。
※2005年10月の弊社ログシステムより、『goo』へのアクセスデータから、当該期間中にアクセスされたユニークブラウザ数をカウントし算出。