「goo」で、ウィキペディアのデータを利用した検索サービス「フリー百科事典」を開始 ~ウィキペディアに掲載されている約20万件の百科事典記事が検索可能に~
平成18年4月18日
報道発表資料
NTTレゾナント株式会社
「goo」で、ウィキペディアのデータを利用した
検索サービス「フリー百科事典」を開始
~ウィキペディアに掲載されている約20万件の百科事典記事が検索可能に~
URL:http://dictionary.goo.ne.jp/
NTTレゾナント株式会社(*1、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:資宗 克行)は、インターネットポータルサイト「goo」(*2)で提供中の辞書検索サービス「goo辞書」にて、ウィキメディア財団の運営するオンライン百科事典「ウィキペディア」のデータを利用した検索サービス「フリー百科事典」を本日より提供開始します。
なお、ウィキペディアと提携した検索サービスの提供は国内ポータルサイトで初の試みとなります。
1.背景・目的
「goo辞書」は、和英、英和、国語、新語の各辞書から即座に検索できる辞書検索サービスで、数ある「goo」のサービスの中でも特に人気の高いサービスの一つです。最近では、百科事典のような、より網羅性の高い辞書サービスへのニーズも高まっていることから、現在利用者が急増中で閲覧者の94%が掲載情報を信頼できるとしている(※)など、高い支持と信頼を集めているオンライン百科事典「ウィキペディア」のデータを利用した検索サービスを開始します。
今回のデータ提供により、NTTレゾナントは「goo辞書」の利便性向上を実現し、「ウィキペディア」を提供するウィキメディア財団は、活動方針とプロジェクトの認知拡大を図ります。
※ 2006年3月 gooリサーチ、インターネットコム株式会社による共同調査調べ
2.フリー百科事典について
「フリー百科事典」は、誰でも無料で閲覧、編集ができるオンライン百科事典「ウィキペディア」のデータを利用した検索サービスです。「ウィキペディア」に掲載されている様々な分野の百科事典記事を「goo」の検索システムを利用してスムーズに検索することができます。
また、誰でも自由に記事を編集、投稿可能することができ、日々情報が更新されていくという「ウィキペディア」の特徴に合わせ、「フリー百科事典」のデータも定期的に更新し、最新の情報が検索できます。
なお、「フリー百科事典」で閲覧可能な「ウィキペディア」の百科事典記事は、内容を「goo」およびNTTレゾナント、「ウィキペディア」が真実であることを保障するものではなく、また「ウィキペディア」のサイト上で誰でも自由に記事の編集、新規投稿可能です。
3.ウィキペディアについて
「ウィキペディア」は、誰でも無料で閲覧、編集することができるオンライン百科事典です。国際的プロジェクトとして、2001年1月15日に英語で開始され、現在では50以上の言語で提供されています。多くのユーザが記事を加筆・修正することで、常に百科事典としての質を向上させています。
2006年3月の時点で、全言語版通算では180万項目以上の記事が、英語版は100万項目の内容が作られており、日本語版については2006年の4月9日に20万項目を達成しました。
4.goo辞書について
「goo辞書」は、月間約300万人(2006年3月 自社調べ)に利用されている辞書検索サービスです。英和辞典、和英辞典、国語辞典に加え、毎月更新される新語辞書から検索することが可能です。豊富なデータベースに加え、入力された文字から予想される英単語を表示する”スペルアシスト機能”や、提供している全ての辞書から一括で検索することができる機能など、多彩な機能がユーザからの高い評価を得ています。
※「フリー百科事典」は一括検索機能の対象外となります。
以上
《 補足 》
(*1)【 NTTレゾナント 】http://www.nttr.co.jp/
NTTレゾナントは、平成16年4月1日、インターネットポータルサイト「goo」や、独自のEラーニングサービスを提供するNTT-Xと、ブロードバンドコンテンツ提供サービス「BROBA」や、映像会議サービス等のパッケージサービスを提供するNTT-BBの事業を統合し、営業を開始しました。
NTTグループのブロードバンド事業のアプリケーションサービスとして、国内最高レベルの検索機能を有する「goo」を、ブロードバンド時代をリードするポータルサイトとして強化・発展させるとともに、操作性に優れた高品質な双方向映像コミュニケーションサービスを先導的に開発・提供するなど、インターネットユーザの幅広いニーズに応える利便性の高いサービスを実現します。
(*2)【 goo 】http://www.goo.ne.jp/
NTTレゾナントが運営する『goo』は、1か月あたり約3,020万ブラウザ※からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。サービスの中核である「検索サービス」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報などの多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。また、併せて「コンテンツ」「パーソナル便利ツール」「コミュニティサービス(約 612万会員)」等の幅広いサービスも提供しています。また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。
※2006年3月の弊社ログシステムより、『goo』へのアクセスデータから、当該期間中にアクセスされたユニークブラウザ数をカウントし算出。