旧NTTレゾナント株式会社のプレスリリース情報です。
2023年7月1日をもって株式会社NTTドコモとNTTレゾナント株式会社は合併しました。


「goo」で、「スピーチ・アシステッド・サーチ」の実証実験第二弾を開始

平成18年5月9日

報道発表資料

NTTレゾナント株式会社

「goo」で、「スピーチ・アシステッド・サーチ」
の実証実験第二弾を開始
URL:http://labs.goo.ne.jp/mobile/

 ポータルサイト「goo」(*1)を提供するNTTレゾナント株式会社(*2、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:資宗 克行、以下NTTレゾナント)は、「goo」上に開設した実験サイト「gooラボ」の携帯電話専用サイト上(http://labs.goo.ne.jp/mobile/)において、携帯電話での情報検索時に文字入力に代わって音声での情報入力が可能で、検索結果を表示する際に事前の情報登録が不要な「スピーチ・アシステッド・サーチ」の商用環境における実証実験の第二弾を、本日より開始します。
 本実験では、昨年12月から本年1月末にかけて行った第1回目の実証実験の結果を元に音声認識の性能と使い勝手を向上させたものです。検索対象については、前回の「goo路線」に「gooグルメ&料理」も加え、実験用のセンターへの通話において駅名を音声入力することで検索を可能にしています。本実験では携帯電話の画面上に検索結果を表示する際に事前の情報登録が不要なことから、個人情報保護にも配慮した新たな携帯電話向けサービスが実現可能です。

1.実証実験の概要

 「スピーチ・アシステッド・サーチ」は、携帯電話のインターネット機能を用いて「gooラボ」の専用ページにアクセスの上、音声通話にて駅名を音声入力することで、普段携帯電話での文字入力をあまり行わない方やボタン操作に不慣れな高齢の方でも、携帯電話の画面上で簡単かつ手軽に路線検索、およびグルメ検索の結果を確認できるサービスです。
 また、検索結果は文字情報が表示されるので、検索結果を音声で聞く一部の音声認識サービスで起きがちな聞き誤りもなく、電話番号や固体識別番号などの情報登録が不要で、より正確な情報を手軽に入手できます。
 今回の実証実験では、周辺騒音や操作方法ミスによる一部の誤認識や、ガイダンス音声を簡潔にするなどの機能改善を図っています。
(1) 提供機能
 「goo路線」との連動では、発駅と着駅それぞれの駅名を個別に入力する方式と、発駅と着駅を一括で入力する2種類の音声入力方式による検索が可能です。利用可能な検索サービスは、路線検索と駅時刻表検索の2種類になります。
 また、「gooグルメ&料理」との連動では、飲食店等のグルメ情報を入手したい対象の駅名を音声入力することで検索が可能です。
(2) 利用方法
・対象機種の携帯電話から直接、あるいはモバイルgooのトップページから「gooラボ」の携帯電話専用サイトにアクセスし、路線検索、時刻表検索、グルメ検索から検索サービスを選択します。
・「電話発信」のボタンを押し、実証実験専用電話番号に電話をかけます。
・ガイダンスに従って、駅名を話します。
・聞き取った駅名をアナウンスするので、確認の上正しければ電話を切ってください。
・「結果確認」をクリックすると、駅名の入力された「goo路線」あるいは「gooグルメ&料理」検索ページに移動します。
・検索条件を確認し、「検索」をクリックして下さい。
(3) 実施期間(予定)
平成18年5月9日(火)~平成18年6月30日(金)
(4) 利用条件
 NTT DoCoMo FOMA 900/901/902、700/701/702各シリーズ、mova 210/211/212、251/252/253、503/504/505/506各シリーズをお持ちで、トライアル実施期間中に「gooラボ」にアクセスし、利用上の注意および免責事項に同意された方。

2. 利用技術について

(1) 音声認識及び音声合成技術
 NTTサイバースペース研究所が開発した最新の自由発話音声認識技術「VoiceRex」、およびコーパスベース音声合成技術「Cralinet」を活用しています。「VoiceRex」は背景雑音に強く不特定な話者の音声に対応し、認識できる言葉の語順に制限が無く、自由な言いまわしも判別可能な技術です。これにより、話しかけるようにシステムと対話をしながら情報検索を行うサービスが提供可能になります。また、小学生などの低年齢層や高年齢層の音声も、より高い精度で認識できます。また、肉声に近い高品質な音声が作成可能な「Cralinet」を利用し、自然な合成音による音声ガイダンスを実現しています。
(2) 個人情報保護技術
 携帯電話からWebページにアクセスし、Webページ上の電話発信ボタンを押して電話をかけた際に、システム側が応答した後に通話毎に異なる識別用のPB(プッシュボタン)信号を送出します。これにより、システム側がiモードでの通信と電話網を通しての通信の関連付けを行い、事前登録や発信者電話番号通知が不要な個人情報保護に配慮した電話・インターネット連携を実現しています。

3.今後の展開

 NTTレゾナントでは、本実証実験の成果とユーザからのご意見を踏まえ、今後のサービス展開の可能性について検討してまいります。
※「iモード」「FOMA」はNTTドコモの登録商標です。
以上
【本件に関するお問合せ先】
NTTレゾナント ポータル事業本部
E-mail:pr@nttr.co.jp
《 補足 》
(*1)【 goo 】http://www.goo.ne.jp/
 NTTレゾナントが運営する『goo』は、1か月あたり約3,020万ブラウザ※からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。サービスの中核である「検索サービス」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報などの多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。また、併せて「コンテンツ」「パーソナル便利ツール」「コミュニティサービス(約 612万会員)」等の幅広いサービスも提供しています。また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。
※2006年3月の弊社ログシステムより、『goo』へのアクセスデータから、当該期間中にアクセスされたユニークブラウザ数をカウントし算出。
(*2)【 NTTレゾナント 】http://www.nttr.co.jp/
 NTTレゾナントは、平成16年4月1日、インターネットポータルサイト「goo」や、独自のEラーニングサービスを提供するNTT-Xと、ブロードバンドコンテンツ提供サービス「BROBA」や、映像会議サービス等のパッケージサービスを提供するNTT-BBの事業を統合し、営業を開始しました。
 NTTグループのブロードバンド事業のアプリケーションサービスとして、国内最高レベルの検索機能を有する「goo」を、ブロードバンド時代をリードするポータルサイトとして強化・発展させるとともに、操作性に優れた高品質な双方向映像コミュニケーションサービスを先導的に開発・提供するなど、インターネットユーザの幅広いニーズに応える利便性の高いサービスを実現します。