旧NTTレゾナント株式会社のプレスリリース情報です。
2023年7月1日をもって株式会社NTTドコモとNTTレゾナント株式会社は合併しました。


華流コンテンツ分野における包括的な事業提携について

平成18年7月18日

お知らせ

NTTレゾナント株式会社
株式会社アーキウェブ

華流コンテンツ分野における包括的な事業提携について

 NTTレゾナント株式会社 (*1、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)は、インターネットポータルサイト「goo」(*2)における華流(*3)コンテンツの更なる流通拡大を目的に、株式会社アーキウェブ(*4、本社:東京都港区、代表取締役:林 志全)が実施する第三者割引増資を引受け、本年7月14日付けで同社発行済株式の20%を取得しました。
 これに基づき、今後はアーキウェブの協力のもとに運営する華流総合情報サイト「ライブ台湾 on goo」上での配信ドラマの拡大、関連EC事業の強化、観光情報の提供等「goo」が提供する各サービスとの連携を図り、国内における華流文化の普及拡大に貢献します。

1. 背景

 NTTレゾナントでは、ブロードバンドの普及拡大に伴い、国内初となる韓国ドラマのインターネット配信や、韓国エンターテイメント(韓流)コミュニティサイトの開設を通じて、近年の「韓流ブーム」に代表されるインターネット上でのアジアコンテンツの流通に貢献してきました。
 また、アーキウェブでは台湾、中国のテレビドラマや映画の日本向け供給のみならず、企業等のウェブサイトの企画制作事業実績を背景に、独自の台湾、中国向け流通チャネルを通じ、2004年には子会社である株式会社ジェイ・コンテンツによる「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」等日本アニメの携帯用待受けキャラクター画像の配信も行い、アジアにおける日本文化普及に貢献してきました。
 両社では、台湾のアイドルグループ「F4」への人気の高まりに代表される、中国、台湾エンターテイメントへのニーズに着目し、昨年12月には、アーキウェブによる日本初の華流エンターテイメントコミュニティサイト「ライブ台湾」(URL:http://www.livetaiwan.jp/)を、また連動するサイトとしてNTTレゾナントによる華流総合情報サイト「ライブ台湾 on goo」(URL:http://bb.goo.ne.jp/special/livetaiwan/)を開設し、台湾、中国のエンターテイメント情報の発信や、ドラマ配信を通じた文化普及に貢献してきました。
 2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博を控え、今後高まることが予想される台湾、中国コンテンツのニーズに対応するため、「ライブ台湾on goo」を中心とした華流コンテンツ事業の強化、および対台湾、対中国向けの日本コンテンツの流通拡大を図ることを目的に、本提携に至りました。

2. アーキウェブ第三者割当増資に関するNTTレゾナント引き受け内容

・出資比率:20.0%
・払込期日:平成18年7月14日

3. 提携にあたっての考え方

(1) 業務提携
日本における華流コンテンツの流通、および台湾、中国での日本コンテンツの流通を促進することを目的に、以下の項目を中心とした協業を推進します。
・「ライブ台湾」および「goo」間での顧客相互誘導
・アーキウェブ保有コンテンツ(動画・情報など)の「goo」への優先的かつ安定的な供給
・中国、台湾向けコンテンツ配信市場の開拓、協業
・新サービスの共同検討
(2) 役員の派遣
NTTレゾナントよりアーキウェブの非常勤取締役として1名派遣します。

4. 今後の展開

 今後は台湾、中国のテレビドラマを中心に、バラエティ番組やオリジナル制作の情報番組や映画の配信を通じたコンテンツの拡大、および「goo」が保有するRSSリーダー、ブログ、地図などの各サービスやツールとの連携強化を図ります。
 また、アーキウェブを通じた、台湾、中国向けの日本コンテンツの供給にあたり、共同配信などの事業検討を引き続き行っていきます。
以上
【本件に関するお問合せ先】
NTTレゾナント ポータル事業本部
E-mail:pr@nttr.co.jp
《 補足 》
(*1)【 NTTレゾナント 】http://www.nttr.co.jp/
 NTTレゾナントは、平成16年4月1日、インターネットポータルサイト『goo』や、独自のEラーニングサービスを提供するNTT-Xと、ブロードバンドコンテンツ提供サービス「BROBA」や、映像会議サービス等のパッケージサービスを提供するNTT-BBの事業を統合し、営業を開始しました。
 NTTグループのブロードバンド事業のアプリケーションサービスとして、国内最高レベルの検索機能を有する『goo』を、ブロードバンド時代をリードするポータルサイトとして強化・発展させるとともに、操作性に優れた高品質な双方向映像コミュニケーションサービスを先導的に開発・提供するなど、インターネットユーザの幅広いニーズに応える利便性の高いサービスを実現します。
(*2)【 goo 】http://www.goo.ne.jp/
 NTTレゾナントが運営する『goo』は、1か月あたり約3,190万ブラウザ※からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。サービスの中核である「検索サービス」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報などの多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。また、併せて「コンテンツ」「パーソナル便利ツール」「コミュニティサービス(約 612万会員)」等の幅広いサービスも提供しています。また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。※2006年5月の弊社ログシステムより、『goo』へのアクセスデータから、当該期間中にアクセスされたユニークブラウザ数をカウントし算出。
(*3)【 華流 】
 華流(ホアリュウ、ファーリュー)とは、台湾、香港、中国など中国語文化圏における大衆娯楽文化の流行を指します。華流は台湾、香港、中国など、それぞれの国や地域ごとに特色を持ち、恋愛ドラマ以外にも、武侠ドラマや歴史ドラマ、あるいはドラマ以外の映画や音楽など範囲が多様で、老若男女の幅広い層に支持されています。代表作品としては、台湾出身のアジアを代表