国内初の「組込みソフトウェア」開発者育成オンライントレーニングカリキュラムの提供開始について

平成18年11月6日

お知らせ

NTTレゾナント株式会社

国内初の「組込みソフトウェア」開発者育成
オンライントレーニングカリキュラムの提供開始について

 NTTレゾナント (*1、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)は、携帯電話、家電機器、自動車、産業機械などに組込まれるソフトウェアの開発技術者不足に対応するため、この度、「組込みソフトウェア」に関する技術者養成のオンライントレーニングカリキュラムを開発しました。その第一弾として、株式会社フォーラムエンジニアリング(*2、本社:東京都港区、代表取締役社長:大久保 泉)が本サービスを導入し、技術者派遣事業を通じて、携帯電話、家電機器、自動車業界などで活躍できる技術者の効率的な育成を実現させていきます。
このように「組込みソフトウェア」の開発技術者育成に必要なサービスをASPサービスとして一括提供するのは、国内初の試みとなります。
1. 背景
携帯電話、家電機器、自動車、産業機械などコンピュータを搭載した機器は、今や生活や社会基盤になくてはならない重要な位置を占め、それら機器に組込みこまれてその機能を実現するソフトウェアの技術水準の維持向上が、今後の日本の国際競争力やものづくりの水準を左右するといえます。
また、ユビキタス・コンピューティング環境の進展やハードウェア性能の向上、機能要求の高度化により、複雑ながらも品質の高いソフトウェアの開発を短期間で大規模に進めていくことが求められています。

一方で、組込みソフトウェア技術者不足は著しく、情報処理推進機構(以下IPA)が発表した「2006年版組込みソフトウェア産業実態調査」によると、2006年に事業責任者が感じている組込みソフトウェア技術者の不足人数は約9万4000人に達しているといわれています。
このような状況の下、NTTレゾナントでは、1999年のサービス開始以来300社50万人の方に750以上のカリキュラムを提供する、国内最大規模のEラーニングサービス『イーキューブラーニング』(*3)のノウハウを活かし、「組込みソフトウェア」に関する技術者養成のオンライントレーニングカリキュラムを開発しました。これにより、携帯電話、家電機器、自動車業界などで活躍できる技術者の効率的な育成を実現します。

2. 組込みソフトウェアのオンライントレーニングカリキュラムについて
(1) 概要
 「2006年版組込みソフトウェア産業実態調査」では、技術者自身のスキル向上おける課題として、「スキルの向上の機会は与えられているが時間が取れない」が最も多く挙げられ、次いで「スキル向上のための指導者がいない」という回答が寄せられています。
この度新たに提供するオンライントレーニングは、IPAが定めた組込みソフトウェア開発分野における「人材の育成」、「人材の有効活用」のための指針である『組込みスキル標準「ETSS(Embedded Technology Skill Standards)」』の定義に準拠し、更に日本で初めて、入門、初級者向けに独自設定した基準に基づく研修カリキュラムも用意しました。これにより、組込みソフトウェアにおける汎用的な基礎知識を体系的に習得可能となり、またオンライントレーニングとして提供することで効率的かつ効果の高い技術者育成を可能にしました。

(2) サービス内容
 専用のWebサイトを通じて、必要な知識の習得や講師によるレクチャー、定期的なテストが行われます。学習は5人単位で進行し、組込みソフトウェア開発の課題演習では、受講者それぞれの開発内容をお互いに添削することで、既に開発済みのソフトウェアに対する対処能力を高めるといった工夫が施されています。
また、PCに付属のウェブカメラまたは電話を通じてNTTレゾナントに常駐する学習コーチによる個人ごとの学習コーチングを毎月1回行うことで、学習意欲の維持や学習内容の業務への活用を促します。これにより、まとまった研修期間がとれない、個人ごとに前提知識が異なる、反復練習ができないといった集合研修における課題にも対応することで、高い修了率と集合研修を上回る学習習慣付けを実現し、効率的かつ経済的な技術者育成を可能にします。

(3) カリキュラムの概要
 「ETSS」では、入門、初級者向けにはレベルが高いという課題がありましたが、「ETSS」の定義より下位レベルの基準を独自に設定したことにより、入門、初級者向けにも汎用的な基礎知識を体系的に習得できる研修カリキュラムを提供可能となりました。

(1) 研修カリキュラム
初めて「組込みソフトウェア」の開発を行う方を対象に、基本知識やスキルを効果的かつ効率的に習得してもらうことを目的としたカリキュラムです。「組込みソフトウェア」の実機環境部分もPC上に実際の開発環境と同等な模擬的環境を実現させたことで、より多くの方の受講を可能にしました。なお、平成18年度内には下記の4コースを提供します。
<各コースおよびその概要>
・入門コース:ハードウェア、ソフトウェア、プログラミングの基礎
・入門実践コース:ハードウェア、ソフトウェアの内部構造およびC言語プログラミング
・初級コース:組込みソフト技術者向けマイコンの内部構造およびC言語プログラミング
・初級実践コース:マイコンハードウェアの周辺制御構造、組込みOS、μITRONプログラミング

(2) 研修期間
1コースの受講時間は120時間(標準期間は1日1時間程度の学習で6ヶ月間)で、集合研修を受講した場合のように長期間職場を離れることが難しい受講者も受講可能です。

3. フォーラムエンジニアリングでの導入について
フォーラムエンジニアリングでは、本研修の導入により平成18年度内で100名の「組込みソフトウェア」技術者を育成する予定です。加えて、来春4月入社予定内定者にも本研修を無料で実施し、理工系新卒者のスキルを向上した上で、家電、自動車業界へ新卒者派遣をするための研修として活用してまいります。
4. 提供価格
<導入時>
・登録料:3,000円/ID(消費税込)
※受講コース毎の費用は下記のとおりです
・入門コース(約120時間) 21万円(消費税込)
・入門実践コース(約120時間) 31.5万
本件に関する報道機関からのお問合せ先
NTTレゾナント株式会社 広報担当:pr@nttr.co.jp

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