「goo」で、地図と動画の連動によりドライブ感覚を疑似体験できるサービスのエリア拡大と機能追加を実施
平成19年8月7日
報道発表資料 NTTレゾナント株式会社 「goo」で、地図と動画の連動によりドライブ感覚を NTTレゾナント株式会社 (*1、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)は、インターネットポータルサイト「goo」(*2) 上に開設した実験サイト「gooラボ」(http://labs.goo.ne.jp/)において実証実験中の、街頭の映像と地図との連動によりドライブを仮想体験できる「ウォークスルービデオシステム」について、対象エリアの拡大と観光スポットに関するスタッフのコメントや関連画像を地図上に表示する機能を追加します。
「ウォークスルービデオシステム」は、任意の地点を車両で移動しながらビデオカメラで撮影した街頭の映像と地図を連動させることで、実際にその場を車両で走行しているような仮想体験を可能にするサービスです。 この度、地図上に観光スポットや主な施設に関するコメントやガイド情報、風景などの画像を表示し、画像についてはマウスのドラッグ操作により、直感的に対象を様々な角度から眺めることができます。例えば、建物の外観や、360度のパノラマ風景を閲覧可能にします。これにより、その場所にいるかのように景色を眺め、現地の雰囲気を仮想体験できます。 1.背景と概要
「goo」では、平成19年4月10日より、車両で移動しながらビデオカメラで撮影した街頭の映像と地図を連動させることで、実際にその場所をドライブしているような仮想体験を可能にする「ウォークスルービデオシステム」の実証実験を行い、新たな地図サービスの可能性について検証を図っていますが、従来の地図サービスでは、平面的な情報から高層ビル等の高い建物の全体像が把握しづらいといった課題がありました。 本実証実験では、ビルの画像を左右上下にスライドさせてその全体像を表示させることで、高さや外観、周囲の景色などの全体像を把握でき、360度のパノラマ画像を自由に回転させてあらかじめ登録された地点の風景を眺めることも可能にします。なお、本機能の実現にはNTTのサイバーソリューション研究所で開発された「CyberCoaster」(*3)という技術を活用しています。 また、関連情報の拡充も図り、「ウォークスルービデオシステム」で従来提供してきたエリアに関連するブログ記事や画像の検索結果表示に加え、スタッフによるコメントや観光情報、「goo Wikipedia記事検索」から関連記事の検索結果も掲載し、文字、画像、映像と地図を連携させた新たな地図サービスの可能性を探ります。 なお、対象エリアの拡大も図り、現在提供中の「銀座」エリアに加え、観光地として人気の高い「ニューヨーク」および「京都」を追加します。 2.追加する機能
この度追加する機能は以下のとおりです。なお、追加機能についてはまず「ニューヨーク」エリアの地図にて導入を図り、順次対象を拡大します。 (1) 観光スポットに関するコメントを地図上で表示
観光スポットや店舗などの主な施設に関するスタッフのコメントを地図上の該当箇所に表示します。このコメントを地図上で見ながら旅行の計画を立てる際の参考にすることが可能になります。 (2) 「goo Wikipedia記事検索」からも関連情報を表示
「ウィキペディア日本語版」の記事が検索できる「goo Wikipedia(ウィキペディア)記事検索」に登録されている20万件におよぶ情報の中から、観光スポット等に関する情報を地図上に表示します。 (3) 観光スポット等の関連画像を様々な角度から表示
地図上の特定の観光スポットについて、あらかじめ登録された画像をマウスのドラッグ操作によって上下や左右に360度回転させ、様々な角度から閲覧できる機能を追加します。 登録画像がある場合は地図上にアイコンが表示され、クリックすると画像が表示され、タイムズスクエアから見えるニューヨークの街角の景色を360度のパノラマ画像で閲覧するといったことが可能になります。 3.拡大する対象エリア
・米国ニューヨーク州ニューヨーク ミッドタウン 3th Ave ~ 8thAve付近、31thSt ~ 60thSt付近 ・京都府中京区 4.「goo地図」の航空写真の縮尺範囲を拡大 5.利用方法
「goo」トップページから「gooラボ」をクリック ⇒「gooラボ」トップページから「ウォークスルービデオシステム」をクリック 6.今後の展開
本実証実験については、米国カリフォルニア州サンディエゴで開催される「SIGGRAPH2007」(2007年8月5日~9日、展示は7日から)に出展します。 「goo」では、本実証実験の対象となるエリアを順次拡大すると共に、ユーザからの情報登録も可能にすることで、地図と連動した情報提供の拡大を図ってまいります。また、本実証実験の成果とユーザからのご意見を踏まえ、今後のサービスの展開について検討してまいります。 以上 《 補足 》
(*1)【 NTTレゾナント 】http://www.nttr.co.jp/ NTTレゾナントは、平成16年4月1日、インターネットポータルサイト「goo」や、独自のEラーニングサービスを提供するNTT-Xと、ブロードバンドコンテンツ提供サービス「BROBA」や、映像会議サービス等のパッケージサービスを提供するNTT-BBの事業を統合し、営業を開始しました。 NTTグループのブロードバンド事業のアプリケーションサービスとして、国内最高レベルの検索機能を有する「goo」を、ブロードバンド時代をリードするポータルサイトとして強化・発展させるとともに、操作性に優れた高品質な双方向映像コミュニケーションサービスを先導的に開発・提供するなど、インターネットユーザの幅広いニーズに応える利便性の高いサービスを実現します (*2)【 goo 】http://www.goo.ne.jp/
NTTレゾナントが運営する『goo』は、1か月あたり約3,800万ブラウザ※からのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。 サービスの中核である「検索サービス」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報などの多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。 また、併せて「コンテンツ」「パーソナル便利ツール」「コミュニティサービス(約 785万会員)」等の幅広いサービスも提供しています。 また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。 ※2007年6月の弊社ログシステムより、『goo』へのアクセスデータから、当該期間中にアクセスされたユニークブラウザ数をカウントし算出。 (*3)【CyberCoaster】
NTTのサイバーソリューション研究所が開発した直感的な画像インターフェースです。映像の中に折れ線型のスライダを埋め込むことによって、あたかも被写体を直接掴んで動かしているかのように、直感的な再生を可能にしています。
|