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gooユーザーインサイト調査 「LCC(格安航空会社)へのユーザー関心度」に関する調査結果 ~LCCの認知度が向上、利用経験者の約9割が「また次も利用したい」と回答~

2012年8月28日

お知らせ

NTTレゾナント株式会社

gooユーザーインサイト調査

「LCC(格安航空会社)へのユーザー関心度」に関する調査結果

~LCCの認知度が向上、利用経験者の約9割が「また次も利用したい」と回答~

NTTレゾナント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:若井 昌宏)が運営するポータルサイト「goo」の企業マーケティングを支援するログ分析サービス「gooユーザーインサイト」(※)は、インターネットアンケートサービス「gooリサーチ」の調査とgooの検索サービスログ分析から、「LCC(格安航空会社)」に関するユーザー関心度の調査を実施しました。

■総括

2012年3月、日本初の本格的LCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)の「ピーチ・アビエーション」、7月には「ジェットスター・ジャパン」、8月には「エアアジア・ジャパン」が就航しました。

LCC元年とも言われる今年、「LCC」というワードはどこまで浸透しているのか、「gooリサーチ」モニターを対象に2012年7月19日~7月23日 に『航空に関するアンケート』を実施し、当社が保有するWeb上の2011年8月~2012年7月期のログと比較しました。

gooリサーチモニター調査でLCCの認知度について尋ねたところ、69.9%が「LCCを知っている」と答えました。また、「LCCを利用したことがある」と回答した人は全体の34.4%で、そのうち「今後もまたLCCを利用したい」と回答した人は、88.8%でした。

また、LCCのサービスで十分に許容できる点については、「食事や飲みものの簡素化、有料化」(82.8%)が最も多く、以下「機内エンターテインメントの廃止」(58.7%)、「マイレージサービスがないこと」(51.5%)の順となりました。

一方で、goo検索サービスのログ分析結果から、「LCC」というキーワード及び「各LCC会社名」ワードの検索傾向については、昨年秋頃から急激に検索回数増え、昨年8月と今年7月を比較すると「ピーチ・アビエーション」は約5倍、「ジェットスター・ジャパン」は約30倍、「エアアジア・ジャパン」は約6倍となりました。

「LCC」が格安航空会社を表すワードとして認知度は高まっていることが、gooリサーチのモニター調査やgoo検索サービスログ分析においても明らかとなりました。

■gooリサーチモニター調査概要

1. 調査対象 :「gooリサーチ」登録モニター

2. 調査方法 :非公開型インターネットアンケート

3. 調査期間 :2012年7月19日(木)~2012年7月23日(月)

4. 有効回答者数:9664名(うち年1回以上飛行機に乗ると答えた人3331人に「LCC」について調査)

5. 回答者の属性:【性別】男性:51.3%、女性:48.7%

【年代】20~29歳:10.5%、30~39歳:28.0%、40~49歳:32.1%、50~59歳:20.4%、60歳~:9%

■goo検索サービスログ分析概要

1. 調査対象 :NTTレゾナントが保有する検索サービスログ(ウェブ検索及び携帯サイト検索)

2. 調査期間 :2011年8月1日~2012年7月31日までの1年間

■調査結果のポイント

(1)「LCC」の認知度が向上

gooリサーチのモニターに「LCC(格安航空会社)をご存知ですか」と尋ねたところ、「どのようなものか知っている」(69.9%)と答えた人が最も多く、「聞いたことはあるが詳しくは知らない」と答えた人は26.7%、「知らない」と答えた人は3.4%となった。
goo検索ログを見てみると、「LCC」というキーワードによる検索傾向は昨年の秋頃より検索回数は増えている。
ただし、「LCC」というキーワードによる検索数は「格安航空(格安航空券含む)」というキーワードによる検索数を超えておらず、2012年7月期の検索数は「格安航空」というキーワード検索回数のほうが約2.5倍多い。
「LCC」という言葉が「格安航空」という言葉と同じ意味として認識、利用されるには、もう少し時間がかかりそうだ。

(2)「ジェットスター」「ピーチ航空」「エアアジア」の認知度が急上昇

gooリサーチモニターに、各LCC会社の認知度について尋ねたところ、「スカイマーク (Skymark)」(88.4%)が最も多く、以下「ピーチ・アビエーション (Peach)」(82.8%)、「ジェットスター (Jetstar)」(77.8%)の順となった。

また、利用経験について尋ねたところ、「利用したことはない」(65.5%)が最も多く、以下「スカイマーク(Skymark)」(22.0%)、「エア・ドゥ (AIR DO)」(12.3%)の順となった。

goo検索ログでは、2012年3月に就航したピーチ・アビエーションの検索回数は昨年の8月から1年間で5倍に増え、ジェットスター・ジャパンは30倍、エアアジア・ジャパンは6倍となっている。

(3)「価格」以外に重要なファクター

gooリサーチモニターのうち「LCCを利用したことがある」と回答した人は全体の34.4%で、そのうち「今後もまたLCCを利用したい」と回答した人は、88.8%でした。
また、LCCのサービスで十分に許容できる点については、「食事や飲みものの簡素化、有料化」(82.8%)が最も多く、以下「機内エンターテインメントの廃止」(58.7%)、「マイレージサービスがないこと」(51.5%)の順となった。

一方で、goo検索ログでは、「LCC」や「ピーチ・アビエーション」や「エアアジア」「ジェットスター」等の各LCC会社のキーワードと一緒に検索される

第2キーワードを見ると、7月頃から「損害賠償」「欠航」「安全性」などが見られるようになった。

実際、LCCの運用に関して不安材料となる報道がなされたため、それらに連動した検索キーワードが増えたと見られる。

■調査結果データ

※以下をご参照下さい。

・分析レポート

・gooリサーチモニター調査結果

≪補足≫

(*)【gooユーザーインサイト】

毎月約6,400万UUのアクセスがあるポータルサイト「goo」等に蓄積されたユーザーのアクセスログデータを当社独自のアルゴリズムによって、企業や製品、サービス、社会情勢等に対するユーザーの関心度やその変化等の傾向を分析し、分析レポートとして提供するサービスです。

さらに、これらのデータを属性が明確なユーザーのアンケート結果と組み合わせた調査も行います。