goo天気のデータで2018年7月の猛暑を振り返る 今年の夏は東京、大阪、名古屋の最高気温が那覇よりも高いという結果に ~3大都市は50年前より最高気温が4℃以上上昇していた~
お知らせ
2018年8月10日
NTTレゾナント株式会社
goo天気のデータで2018年7月の猛暑を振り返る
今年の夏は東京、大阪、名古屋の最高気温が那覇よりも高いという結果に
~3大都市は50年前より最高気温が4℃以上上昇していた~
NTTレゾナント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:若井 昌宏、以下NTTレゾナント)が運営する「goo+dランキング(グッドランキング)」は、「goo」のアクセスログとNTTドコモが運営する「dメニュー」の公開データを用いて、ユーザーの興味関心を分析しています。
今回は、「goo天気」に掲載している地上気象観測データを元に、2018年7月の最高気温を東京、大阪、名古屋の3大都市と那覇で比較、また1968年の各都市の最高気温による比較も公開。さらに、「dメニュー」の検索ログから、気温上昇によって検索回数が伸びたキーワードを紹介しています。
- 各都市における2018年7月の最高気温について
記録的な猛暑が国内中で記録された2018年7月。goo天気に掲載している地上気象観測データでは、特に都市部でその暑さが最高気温から読み取れます。
東京では5回、大阪では14回、名古屋では16回もの猛暑日を記録しました。一方で、那覇では、最高気温が1回も35℃を上回ることはなく、猛暑日となった日はありませんでした。7月の最高気温の平均を見てみると、東京で32.6℃、大阪で34.1℃、名古屋で34.4℃となっており、いずれも那覇の30.8℃を超えていました。
- 各都市における1968年7月の最高気温について
50年前である1968年7月のデータを見てみると、東京、大阪では1回も猛暑日を記録しておらず、唯一猛暑日を記録している名古屋でも3回のみでした。那覇でも猛暑日を記録した日はありませんが、最高気温の平均では、3大都市を超える31.1℃を記録しています。
2018年7月と1968年7月のデータを比較してみると、都市部の最高気温が上がっていることがわかります。50年前との7月の最高気温の差は、那覇では31.1℃→30.8℃(-0.3)とほとんど変化がないのに対して、東京では28.0℃→32.6℃(+4.6)、大阪では30.1℃→34.1℃(+4.0)、名古屋では29.6℃→34.4℃(+4.8)と3大都市では4℃以上の上昇がありました。
- 2017年比で「熱中症」は1.7倍、「最高気温」は3.0倍、「暑さ指数」は9.9倍の検索回数
「dメニュー」における2018年7月の検索ログを見てみると、2018年は暑さに関するキーワードが大きく検索回数を伸ばしていました。2017年比で、「熱中症」は1.7倍、「最高気温」は3.0倍、「暑さ指数」は9.9倍の検索回数となりました。「熱中症」のピークは18日。同日は、総務省消防庁が、9~15日の1週間に全国で9,956人が熱中症のため搬送されたとの速報値を発表しています。
「最高気温」、「暑さ指数」のピークは23日。23日は国内の最高気温を更新しました。熱中症を予防するために、テレビのニュース番組などで湿度、気温、日差しの強さの3要素で暑さを表す指標である暑さ指数がクローズアップされました。2018年から、暑さ指数の結果をもとに、プールの使用判断をする小学校もあり、検索回数も大きく伸びています。
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